以前、ポートレートの撮り方を勉強するのに役立つ本を4冊ほどご紹介した記事がありました。
今回はそれに続く第2弾として、新しく5冊ほどおススメできる本をご紹介したいと思います。上の記事ではポートレート撮影の基本を学べる本が多いですが、今回はいろいろな視点からの本を選んでみました。
少し前から人気があるオールドレンズを使った撮影やモデルさん視点からのポートレート撮影を学べる本もありますので、興味を持たれた方は一度チェックしてみてください。
①女の子がかわいく見えちゃう55の撮り方
題名のとおり、ポートレート撮影の基本を押さえつつ、ポートレートカメラマンのいろいろなアイディアを学べる1冊。ポートレート撮影の心構えから、動きの付け方、光と影の活かし方、コミュニケーションなど幅広い角度から学んでいけます。
日本にグラビア写真を広めたと言われるポートレート撮影の第一人者・渡辺達生さんをはじめ、第一線で活躍する人たちのインタビュー、Instagramなどインターネット上でも人気があるカメラマンへの取材も盛り込まれていて、すぐにでも役立つ内容となっていました。
個人的にもモデルさんの探し方や撮影にちょっとした小道具を取り入れて、写真のクオリティーを高めていくプロセスなどはとても勉強になりました。
②ポートレイトノススメ
ポートレート撮影の第一線で活躍するカメラマン・藤里一郎さんが自らの撮影の心構えやメソッドをまとめた一冊。藤里さんと言えば、俳優やモデルさんなど一般的なポートレート写真から、独特のテイストの作品まで幅広く活動されていますが、その独特の「ポートレート観」が詰め込まれた本になっています。
藤里さん自身の作品に対する考え方、モデルさんや撮影への向き合い方が惜しげもなく前面に出ているのと、撮影に使用している富士フィルムのX-T1を使った解説のため、読む方の中にはもしかしたら納得できるところとできないところが出てくる方がいるかもしれません。
ですが、その唯一無二のモデルさんとの向き合い方、ポートレートに対する独特の世界観は大きな学びとなると思います。
藤里さんに限らず、一線で活躍する方というのは独自のセンスと長年の経験が自らのスタイルや信念に集約されているのだと思いますが、それを上手く1冊の本に言語化されているのが面白いと感じました。
③オールドレンズで撮るポートレート写真の本
近年人気があるオールドレンズを使ったポートレート撮影について、特集している1冊です。オールドレンズとはおおよその定義では、マニュアルフォーカスによるピント合わせを行うものが多く、柔らかい描写や独特のボケ、光の入り方をするものを言います。
題名のとおりオールドレンズを使ったポートレート撮影をこれから始めたい方への入門書のような位置づけになりますが、後半はオールドレンズ上級者も楽しめるような内容となっています。
オールドレンズの本と言えば、レンズや付属の機材の紹介の本がほとんどなのですが、この本ではオールドレンズを使った撮影法や光の読み方、現行レンズとの描写の違いなども解説されているのが特徴です。
これからオールドレンズを始めていこうという方はもちろん、オールドレンズをより活用していこうという方は持っておいて損のない1冊だと思います。
④美しいポートレートを撮るためのポージングの教科書
これまでの本とはがらっと変わり、モデルさんのポージングについて解説された1冊です。
ですが「ポーズをモデルに指示したいカメラマン」も読むことを推奨されているとおり、カメラマンにとっても大変有意義な本となっています。
ポートレート撮影界で著名なモデル・清水麻里さんと人物写真家の薮田織也さんの共著で、撮る側・撮られる側の両方の視点から、ポージングの大切さや考え方が網羅されています。
モデルとカメラマンの共作であるポートレート写真において、カメラマンが学んでおくべきポージングや撮影衣装、メイクなどの知識が詰め込まれた1冊でした。
⑤エモくて映える写真を撮る方法
全国各地でカップルやファミリーを中心とした出張撮影サービスを展開するLovegraph(ラブグラフ)が企画・監修した1冊。僕もカメラマンとして所属していますが、全国で活躍するラブグラフカメラマンの撮影技術や写真への考え方が詰め込まれています。
ラブグラフで撮影された写真に対する評価はいろいろなものがあるのですが、日本でもトップクラスの出張撮影サービスが共有している撮影技術、写真への考え方に触れられる本かと思います。また、写真のトレンドを押さえておくための1冊としても役立ちます。
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