ミラーレス一眼 OLYMPUS OM-D EM10+Helios-44-2 58mm F2のオールドレンズ遊びが楽しい件

この記事は約21分で読めます。

仕事ではNikonのカメラを使っている私ですが、普段のプライベートの撮影で使ってるのが、オリンパスのミラーレス一眼「OM-D EM10」です。

やっぱりミラーレスは軽いし、このカメラはファインダーが標準装備だったり背面モニターが動いたりと、とっさの時にもきちんと対応できる点が気に入っています。

そして最近では、ロシア製のオールドレンズ「Helios-44-2 58mm F2」と組み合わせて遊んでいることが多いですね。

今日はこの2つの組み合わせで撮ってみた写真を紹介しながら、みなさまをオールドレンズ遊びの旅にご招待します☆

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オールドレンズとは?

淡くてふんわり

「オールドレンズ」とはフィルムカメラ時代に使われていたレンズのことです。後ほど書きますが、「マウントアダプター」という器具をつないでデジタルカメラに装着します。

写真の特徴とすれば上の写真のように「淡くて、ふんわり」となることが多いですね。

これまでの写真の傾向として、「かっちり、色鮮やか」な写真が流行ってきた気がしますが、それとはまた逆のテイストのオールドレンズも最近人気を集めているようです。私の周りではけっこう女性に人気があるかな?という印象ですね。

写真のようにフレア(光の筋や光の輪)、ゴースト(もわっとした感じや光が入る)が出やすいのも特徴です。「フレアやゴーストはなるべく出さない」というのがこれまでの常識だったようですが、オールドレンズを使う人の中ではこれも「味」として表現の中に取り入れる人が多いです。

とりあえずはマウントアダプター

オールドレンズを始めるにあたって、最低限必要なのが「マウントアダプター」です(もちろんレンズは最初にいりますがw)

これはOM-Dにつけるためのマウントアダプターです。これをレンズとカメラの間に装着し
て接続しないとオールドレンズは使えません(一部例外あり)

今のカメラもメーカーによって、マウント(レンズをつける部分)の形が違うの別のメーカーのレンズはそのまま使えませんよね。オールドレンズもそんな感じで、そのまま接続はできないのでアダプターを使ってくっつけます。

ただ後ほどにも書きますが、オールドレンズの中にはヘリオスのように「M42マウント」という形のマウントを使っているメーカーがいくつかあります。
メジャーなオールドレンズはこのマウントのことが多いので、最初のうちはM42マウントと自分のカメラをくっつけるマウントアダプターを買えばけっこう楽しめます。
(検索サイトで「M42マウント ○○←自分のカメラのメーカー と検索すると出てきます)

↓SONY用

OM-D EM10+Helios-44-2 58mm F2の作例

いずれも開放のF2から一段絞ってF2.8で撮影したものです。

上から2枚は逆光状態で撮っていますが、なかなか派手なフレアが出ています。

3枚目は木漏れ日を狙って玉ボケを狙ったもの。ヘリオスと言えば開放付近で「グルボケ」という渦を巻くようなボケが特徴ですが、意外にも細かな玉ボケが連続する「バブルボケ」となりました。

正確にはどういう原理かは調べているところなのですが、おそらく58mmのこのレンズをマイクロフォーサーズのOM-Dにつけているので、焦点距離が2倍の116mmとなり、中望遠のような雰囲気を出しているのも1つの原因かな?と思います(また分かる方いれば教えて下さい)

フルサイズのNikon機につけるとヘリオス独特のグルボケが出るので、このあたりはマイクロフォーサーズ独特の雰囲気というか味なのかもしれません。

オールドレンズのメリット・デメリット

(メリット①)比較的安い

オールドレンズと言えば単焦点レンズがメインとなりますが、現行の同スペックのモデルと比べるとお値段的にはかなり安いです。

このヘリオスはオークションで運も良かったのですが、4000円ほどで購入しました。今は人気が少し上がっていますが、おそらく1万円前後で購入可能だと思います。

Nikonで言えばだいたい同じスペックとして50mm F1.8がありますが、だいたい3万円前後となっていますので、かなりリーズナブルと言えるでしょう。

ちなみに私がほかに使っているペンタックスのSMC TAKUMAR 55mm F1.8は500円のジャンク品、Nikonの105mm F2.5(改)は1万円ちょっとでしたが、ほとんど問題なく使えています。

機能的な比較をすればいろいろと違いはあるので一概には言えませんが、レンズ沼にはまってもオールドレンズ沼なら被害が少なくて済むのはありがたいところですwww

(メリット②)自分で操作する楽しさ

オールドレンズは一部のもので絞り優先オートが使えたりということはありますが、多くのものはマニュアル露出ですし、ピントは間違いなくマニュアルフォーカスです。

「自分の力で写真を撮っている」感は完全デジタルの時とはまた違った楽しさがあります。カメラの操作に慣れて、どこか物足りなさを感じている方は挑戦してみてもいいんじゃないでしょうか。

(メリット③)ふんわり優しい描写で、お子さんや女の子を撮るのにぴったり

上の方でも書きましたが、オールドレンズの特徴と言えば「優しくふんわり」なので、お子さんや女の子といった柔らかい表現が向いている写真には効果を発揮します。

仕事の撮影でも「こんな優しい感じに撮ってほしい」とブログやホームページの写真を見てご依頼いただくことがたびたびあるのですが、けっこうな割合でオールドレンズで撮ったものです。

今の時代では編集ソフトである程度ふんわり感を出したりできますが、やはりオールドレンズの独特の優しさは特別だと感じます。

(デメリット①)逆光には言っても弱い

オールドレンズの特徴の1つとして書いたフレアやゴースト。考え方によってはいい味や表現になりますが、反面では「不要なもの」と考える方も多いのも事実。

そもそもレンズ会社さんたちはフレアやゴーストが出にくいレンズを目指して試行錯誤して来たというのもあるので、現行レンズに比べたら逆光時の扱いがシビアなのは間違いないです。

(デメリット②)操作は面倒くさい。動きものには弱い

当然、自分がいろいろと操作できるのが楽しい感じる人もいれば「面倒くさい」と思う人もいるはず。デジタル全盛のこの時代に、露出からピントをすべて手動というのは大変です。

またお子さんの撮影に向いているとは言っても、動いているお子さんを撮るのはかなり厳しいでしょう。やはりオールドレンズはじっくりと腰を据えて撮影するためのレンズということでしょうか。

古くて新しいオールドレンズを楽しむもう

以上、オールドレンズ遊びについて紹介してきました。

もし面白そうだなと思った方がいらっしゃったら、気軽に少し試してもらえれば嬉しいです。

ポートレート撮影でオールドレンズを使いたい方はこちらの本も参考になります↓

オールドレンズと言えば、例えばご家族がフィルムカメラをやっていた人なんかはもしかしたら家のどこかにオールドレンズが眠っているかもしれませんよ?

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