たぶんNIKKOR-P Auto 105mm F2.5 (Ai改)と思われるこのレンズ、いい味が出ます

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みなさんはオールドレンズ使われていますか?
オールドレンズという定義はあいまいですが、一般的にはフィルムカメラ用に製造されたレンズでピント合わせや露出の合わせ方が手動のものを言うことが多いようですね。

僕も何本かのオールドレンズを使っていて、一番使う頻度が高いのが上のニッコールのものなんですが、調べてみると正式な型番がわかりません・・・。

おそらく 「NIKKOR-P Auto 105mm F2.5 非Ai」 というレンズを改造してAi化したものだと思われるのですが、若干色が違いますし。
(改造されたのは現在の一眼レフに使用できるようにしたようです)

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オールドレンズぽい描写とふんわり感

このレンズが面白いのは「これぞオールドレンズ!」と言えるような柔らかさとふんわり感です。

焦点距離は105㎜の単焦点なので、風景写真よりもポートレートに向いています。

上の2枚は開放(F2.5)で撮っていますが、モデルさんの前後のボケが徐々にボケていくのは、シャーブな描写が多い現代のレンズとはまた違った味でしょうか。

Nikonのカメラはお肌のオレンジ色や草木の緑がはっきり出やすいので、このレンズを使うと若干その色がやわらぐのも気に入っています。

逆光の時の描写が面白い

オールドレンズと言えば最近のレンズと比べて、逆光の時により特徴的な写り方をしますが、このレンズも面白い描写になります。
(逆に言えば逆光が弱点とも言えますが、そこを生かすかはカメラマンのイメージ次第かもしれません)

フレアやゴーストも出やすいので、日中や強い光の中ではかなり使いづらいですが、夕方などはかなりいい味を出してくれます。

程よいふんわり感と描写を引き出すのは確かに難しいですし、構図や角度の微調整が大変ですが、苦労と工夫を重ねて上手く撮れた時にはオールドレンズ独特の喜びがあります。

オールドレンズおすすめします

オールドレンズは確かに今のレンズに比べると使いやすいとは言えません。
「描写にクセがある」「露出やピントの合わせ方が難しい」といった弱点もあります。

ただその一方で、今のレンズでは撮れない独特の雰囲気が楽しめたり、比較的安くで手に入りやすいといったメリットもあります。
(以前、オリンパスのミラーレスとオールドレンズに関する記事を書いたので参考にしてください)

オールドレンズを始めるには若干準備しなければいけないこともありますが、上の記事に簡単にまとめてあります。

ただ、Nikonのカメラをお持ちの方はニッコールレンズ(Nikonで昔から使われているレンズ)なら、種類も多いですし、そのまま使えるので気軽に始められますよ。

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