金沢と言えばみなさんどんな観光地を思い浮かべるでしょうか?
兼六園や金沢城、ひがし茶屋街、21世紀美術館・・・などなど。市内中心部に人気観光地が集中している金沢は、比較的移動もしやすい旅先として人気があります。
ただ、これから夏の時期にとてもおススメの金沢の観光地があります。
それが「湯涌温泉」です。
今回は撮影スポットとしても楽しく、のんびりと密かに楽しめる湯涌温泉について出張撮影カメラマンの目から簡単にご紹介します。
意外と街なかから近く、知る人ぞ知る場所
金沢を旅行の候補地に挙げる時、やはり市内中心部が第一候補になることが多いと思います。
ただ湯涌温泉は郊外と言っても比較的近く、金沢駅からも15分~20分程度です。車で来られるからは最寄りのインターから30分前後なので、そこまで大変な移動距離ではありません。
金沢駅からもバス路線があり、土日は1時間に約1本、平日は1時間半に約1本のバスが出ています。
そして知る人ぞ知る人気観光地である理由1つが人気アニメ・花咲くいろはの聖地であることです。
本作で描かれた「ぼんぼり祭り」は、舞台モデルとなった金沢市湯涌温泉にて、現実の祭りとして毎年秋に開催されるようになっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E5%92%B2%E3%81%8F%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%AF
アニメ中に登場する「石川県の湯乃鷺温泉街」というのが、金沢市の湯涌温泉をモデルにしていることが明かされています。
また湯涌温泉で毎年秋に行われる「ぼんぼり祭り」はアニメ中に登場した祭りを現実で再現したもので、最多の年で1万4000人の観光地が訪れたと言われています。
※なお、2022年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場制限や注意事項があるのようです。リンク先をご確認のうえご注意ください。
おススメの撮影スポット
それでは実際に湯涌温泉内のおススメ撮影スポットについてご紹介します。
徒歩で簡単に回れる距離なので、現地に行かれた際は散策してみてください。
祭りのぼんぼり付近
毎年7月中ごろに湯涌温泉の総湯である「白鷺の湯」横の階段付近にぼんぼりが飾られます(2022年は7月17日に点灯予定)
写真は昼間のものですが、夜はほんのりとした灯りを放って夏の雰囲気が素敵ですので、ぜひご覧ください。
湯涌稲荷神社
先ほどのぼんぼりのある階段を抜け、上がっていくとあるこじんまりした神社です。
稲荷神社特有の朱鳥居があり、周りは緑に囲まれています。
大きな神社ではないですが、アニメや昔の映画に出てきそうなノスタルジーな雰囲気があります。
玉泉湖
湯涌温泉街を抜けたところにある湖です。
金沢に代々続く伝統行事「氷室の仕込み」の場所で、写真の後ろに写っている藁葺きの建物が氷室です。
もともとは冬の間に貯蔵した雪を暑い時期に江戸に献上するために行われていたもの。今では1月末に雪を仕込み、6月末に取り出しが行われます。氷室の仕込みは湯涌にとって大切なイベントで、湯涌特産の氷室まんじゅうにもその名が継がれています。
湯涌創作の森
温泉街から少し市内側に戻った場所にある体験型の施設です。
創作活動や展示会などの場所として使われているほか、時期によっては工芸などの体験をすることもできます。
金沢湯涌江戸村
江戸時代でも全国最大級の藩であった加賀藩の民家を保存・復元した施設です。
当時の建物の外観・内観を実際に体験できるほか、イベントも定期的に行われます。
近年では結婚式や成人式の前撮りなどにも活用されています。
金沢湯涌夢二館
湯涌温泉を「心の故郷」として愛した詩人画家・竹久夢二の業績をたたえ、展示した施設です。
湯涌温泉街の中間にあり、湯涌のシンボル的な建物にもなっています。
その他のスポット
湯涌温泉の宿泊はこちら夏の湯涌温泉をお楽しみください。7月には浴衣撮影会も開催します
いかがでしたでしょうか?
簡単にですが、湯涌温泉の魅力的なスポットをご紹介してきました。
ぼんぼりの点灯が始まるこれからの時期、湯涌温泉は文字通り熱いスポットです。その一方で、自然に囲まれて緑が多いことから夏の間の避暑地としてもかなりおススメできます。
そこまで市内から遠くありませんので、足を運んでみてはどうでしょうか?
なお、7月23日は現地の着付け師さんと合同で浴衣撮影会も開催する予定です。点灯式の後ですのでぼんぼりも設置されている予定です。
詳細・お申し込みは下記からよろしくお願いいたします。