地方在住のフリーランスカメラマンが東京からの仕事メインで生きてきたお話

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2021年もあと半月となりました。年末の忙しい時期かと思いますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

かなり忙しかった七五三シーズンも終わり、成人式関係の撮影や企業案件をこなしながら少しのんびりした年末を迎えています。

そんなこともあって自分の仕事スタイルを振り返ったり、これからの活動について考える時間も増えてきました。

業務実績
↑イベント撮影、カップル・ファミリーフォトの撮影については ポートフォリオ(作品集) もご覧ください。 雑誌関係 ホームページ用撮影・ホームページ制作 プロフィール撮影 イベント・式典等撮影 物件・メニュー等撮影 動画撮影・動画制作 写真講

上のリンクはホームページでまとめている仕事の実績です。
(公開できない案件・進行中の案件が圧倒的に多いのでほんの一部になります)

ご覧いただくと雑誌・ホームページ制作のためのインタビュー撮影や取材撮影が多いことがお分かりいただけると思いますが、おそらく体感的には収入の6~7割が東京を中心とした出版・IT関係企業からの案件になります。

これは写真館文化が残っている地方の撮影業から見ればちょっと変わった仕事の仕方かもしれません。
近年は地方の出張撮影のカメラマンも増えてきましたが、やはりブライダル関係や七五三・成人式などをメインに仕事をされている方が多いのではないでしょうか?
(もちろん専門分野を持っているカメラマンさんも多くいらっしゃいます)

もちろん僕も成人式や七五三シーズンには前撮りを中心にかなりの依頼をお受けしていますが、それでも仕事の中心となるのは東京などからの企業案件になります。

企業案件に加えて、観光客の方向けの撮影(着物や浴衣を着てのロケーション撮影)が一般のお客様の中でもそれなりの割合を占めるので、県内の方より県外の方がお客様になるケースがほとんどと言えます。

今日はそんなちょっと一風変わった地方在住カメラマンがどうやって生きてきたのか簡単に書いてみたいと思います。

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なぜ東京メインの企業案件に特化したのか

まずは自分の仕事スタイルを東京メインの企業案件に特化しようとしたのかという点についてです。
これは正直言うと「そういう方向性にならざるを得なかった」としか言いようがありません。

少し上でも書きましたが、地方だと「写真を撮ってもらう」となるとまだまだ写真館やスタジオが中心となり、出張撮影はこれから成長していく分野というのが第1の点です。
七五三や成人式、ブライダル関係でもそういった写真館やスタジオが一定のパイを握っているので、出張撮影のカメラマンが参入できるそれらのパイはかなり少なそうだというのが僕の印象でした。

その上で僕がもともと適性があったインタビュー撮影や取材撮影などの企業案件を中心に参入しようと考えました。
(下記の自己紹介をご覧いただければと思いますが、もともとライターやホームページ制作側をしていました)

https://note.com/embed/notes/n2752923b428d

ただここで大きく問題となったのが、「地方での印刷媒体やホームページ関連の案件が限られる」という点にありました。

北陸や県内を中心に制作されている雑誌や印刷物、ホームページなどはいくつかあったのですが、それらの制作会社の多くは既に所属・提携しているカメラマンが決まっており、新規参入は圧倒的に不利なことが分かりました。

そこでいろいろと過去の経験を振り返った結果、思い出したのが東京の制作会社からライターやホームページ制作者として案件をいただいた時によく悩んでいた「なかなか出張撮影してくれるカメラマンが見つからない」という問題でした。

もちろん自分の探し方やコネクションの無さもあったのですが、少し前は自由に動けて企業案件を依頼できるフリーランスのカメラマンがすぐには見つからなかったのです。

というわけで、その分野に自分が参入することを決め、「県内の企業ではなく、東京メインの企業案件を受注し、北陸での撮影に対応する」ことを打ち出したのです。

なぜ企業案件に特化できたのか

次に「なぜ企業案件に特化できたのか」という点についてです。これについてはいくつかの要因があると思いますので、順にご紹介していきます。

1、ホームページ制作の経験を活かして検索流入を増やした

まず第一に、雑誌社やホームページ制作会社がカメラマンを探す時によく使うであろうホームページを作りこむことを重視しました。

正直僕のホームページはレイアウト的にはあまり見ごたえはありませんが、金沢を拠点に北陸を広くカバーしていることをアピールし、企業の幅広い依頼に対応できることが分かるものを目指しています。

その結果「金沢 カメラマン」の検索ではかなり上位に掲載されるようになりました。ブライダルや成人式などの検索はまだまだ弱いのですが、企業担当者が最初に打ち込むことが多い「地名 カメラマン」の検索である程度上位に掲載されることで、問い合わせ件数をかなり稼げているように思います。

2,ライターやホームページ制作の経験を撮影に活かした

第二に、これまでのライターやホームページ制作の経験を撮影や事前の提案に活かしている点が挙げられます。

雑誌やホームページなど記事と一緒に写真を掲載する場合、紙面やページの割り振りによって写真の縦横や向きに一定の決まりがあります。
さらにレイアウトによって写真の縦横比がさまざまになったり、効果的な構図というのもその時々によってかなり変わってきます。

もともとライターやホームページ制作者として関わってきた経験から、紙面やページのレイアウトを事前にもらえれば効果的な写真のイメージを提案したり、撮影のディレクションを行うことも可能です。

よって雑誌社や制作会社からすれば、打ち合わせが短時間で済む点やカメラマン側からイメージを提案してもらえるという点で、それらの経験があるカメラマンの方が使いやすいということが言えます。

3,企業案件は平日に、一般のお客様向け案件は週末中心

最後に挙げられるのが、企業案件と一般のお客様向け案件をミックスさせてもある程度はスケジュール調整が可能だという点です。
もちろん繁忙期ですといろいろと工夫が必要になりますが、基本的には企業案件は平日の撮影が多いため、週末が多くなる一般向け案件と調整が付きやすいです。

僕は撮影案件と並行して写真教室も開催していますが、教室の方も週末の開催希望が圧倒的に多いですし、少し前から実施しているオンライン教室ですと撮影の前後や合間にも開催できるので、スケジュール調整はかなり楽になっています。

地方在住の出張撮影カメラマンは必要とされる

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実際に企業案件を数々お受けしてみると、いろいろな面で地方在住の出張撮影カメラマンは必要とされていると感じます。

インタビュー撮影や取材撮影で言うと、東京から企業担当者・ライター、現地でカメラマンという最低3人体制から始まり、担当者が増えるケースが多いです。
その際に東京からカメラマンまで連れていくと、場合によっては宿泊費がかかることもありますし、最低でも交通費は発生します。
費用面では現地のカメラマンだとその部分を減らすことができます。

また郊外で取材となると、やはり車があった方が移動や時間短縮の面で有利ですが、カメラマンが送迎も兼ねるとその部分がかなり楽になります。最近ではレンタカーも借りられますが、土地勘のある方が安心して移動もできます。

最後に現地採用のカメラマンがいる意外な効能として、「現地を知る人が1人いると取材やコミュニケーションがスムーズにいきやすい」という点が挙げられます。

その地方の文化や方言、今の住民の関心事などに精通している人がいるといないのとでは、インタビューや取材の際のコミュニケーションのスムーズさが全く違います。
僕の場合、インタビュー中や取材中に方言や文化のことでライターさんが分からないことがあれば助言するようにしていますし、上手く行った時にはそのアドバイスから記事の内容に深みが出たりということもありました。

まとめ~地方創生とコロナ渦で~

以上、金沢という地方都市で東京をメインとして企業案件を受けている僕の経験をまとめさせていただきました。

いろいろと雑誌も廃刊や改編が相次ぐ中で、紙媒体からwebへの移行も言われていて、正直なところ僕のようなカメラマンが今後どうなっていくのかなかなか予想は難しいところではあります。

上手くweb媒体に適応していくのか、別の活路を見出すのか。
なかなか悩ましいところでもあります。

それに加えて今のコロナ渦もあり、東京を始めとした県外からの仕事が激減している状況もあります。
そのあたりの苦悩と現状については、別記事で書く機会があればと思っています。

それでも地方創生が言われている中で、地方にいながら東京から仕事を受注して生きていくのも方法次第では可能ではないかと思います。
特に北陸は立地する企業も多いですし、観光という面でも名所が多数あります。

少しでも北陸の良さ・魅力をカメラマンとして発信していければと思っています。

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