【初心者~中級者の方におススメ!】今さらながらにコストパフォーマンスが凄いSIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM を紹介してみる

この記事は約10分で読めます。

写真教室をやっていてよく聞かれる質問に「普通のキットレンズに慣れてきたら次はどんなレンズを買えばいいですか?」というものがあります。

例えばお子さんや人が撮りたいなら50mmくらいの単焦点レンズとか、花が撮りたいならマクロレンズ、鳥や電車が撮りたいなら望遠・・・・といろんなパターンに合わせておススメしていますが、けっこうご紹介しているのがこの「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」というレンズです。

僕自身もプロになる前から愛用していて、使いすぎるために今現在は3代目が活躍しております(`・ω・´)ゞ

今日はそんな初心者~中級者の方までが使えるコストパフォーマンス抜群のこのレンズを今更ですが、ご紹介します☆

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SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMはどんなレンズ?

カメラを始める方の多くが購入されるエントリーモデル(入門機)の一眼レフがありますが、そのレンズキットにセットされているのが「18mm~55mm F3.5~F5.6」という標準レンズがあります。

使った感じはそれと同じような焦点距離(17mm~50mm)ですので、一般的な標準ズームとして使えます。

ただ、大きな特徴は明るさやボケの量を調整する絞りが開放(もっとも開けた状態)で「F2.8」となっており、広角側でも望遠側でも変わらないことです。

この絞りの数字をより小さく(「明るいレンズ」と表現されます)できることで、①ボケの量をより多くできる ②シャッタースピードが速くなるので暗いところでも撮れる などのメリットが出てきます。

これらの写真はともに焦点距離は35mm(35㎜換算で52.5mm)で撮影したもの。露出はだいたい揃えてあります。

違いは上がF5.6、下がF2.8で撮影したものですが背景のボケ量が下の方が大きいのが分かりますか?


ちなみに、このレンズはAPS-Cというセンサーのカメラ専用となっています(使用可能なフルサイズ機もありますが、画角が狭くなるので注意)

シグマはもちろん、ニコン・キャノン・ペンタックス・ソニー各社に対応したレンズが発売されています。

発売は2010年6月ということでそのあとはリニューアルされていないそうなので、ユーザーの方からは人気の高いレンズということが分かりますね。

レンズの詳細は シグマさんのホームページ にあります。

このレンズのおススメな点

安くてコストパフォーマンス抜群

Amazonさんで調べてみたところ、本日(2017年6月7日)現在で、だいたい2万8000円で販売されています(上の画像では「キャノン用」となってますが、リンク先で各メーカー用のものが選べます)

発売当初が約6万円で68%オフになっているということで、かなり値下がりしましたね~

フルサイズのレンズとの比較なので一概には言えませんが、Nikonの大三元レンズの24-70mm F2.8 が25万円弱するのに比べたらAPS-C専用とは言え、3万円でおつりが来るのは嬉しいところです☆

F2.8通しで使いやすい

最初のところでも書きましたが、絞りがF2.8通しということでボカしたり、シャッタースピードを上げて撮影するような状況で使いやすくなりました。

キットレンズをある程度使えるようになって、「次のレンズどうしよう?」と相談に来る方におススメしている理由に、このレンズの「いろんな撮影に対応できる」点があります。

ボケが必要な人物撮影や花や食べ物なんかの撮影にも使いやすくなりますし、夜や動くものの撮影にも対応しやすくなります。

また、「18mm~55mm F3.5~F5.6」などの標準レンズと違い、ズームすることによってF値が変化しない点も使いやすいです。

F値が変化するレンズですと開放で使いたい時に、ズームした際に数値が変わってしまいます。

マニュアル設定で露出を変えて撮影する方にはこれは何かと不便ですよね。

このレンズのイマイチな点

マニュアルフォーカスの時には使いにくい

上の写真をご覧ください↑

ちょっと僕の手との比較で申し訳ないですが、ピントリングが動く範囲がこれだけしかありません。

これがオートフォーカスしか使わない方であれば問題はないのですが、マニュアルフォーカスで合わせるとなると、可動範囲が狭いのでかなり苦労させられます|д゚)

また純正レンズなどにはほぼ付いているフルタイムマニュアル(オートフォーカス中であっても、ピントリングが動く機能)が無いので、オートフォーカス時にはマニュアルでのピント合わせができません。

中にはオートフォーカスでだいたいのピントを合わせた後、マニュアルで微調整する方もいるのでこの点ではちょっと使いにくいですね。

レンズフードがゆるい時がある

これは全体的にそうなのかはわかりませんが、僕が購入した3台のうち2台はフードがゆるゆるでよく落下してました。

知り合いのカメラマンも何人か購入した人がいるのですが、同じような現象がときおり見られれるようです。

レンズ本体には関係ないことですが、少し気になった点でした。

まとめ~初心者から中級者の方は持っていて損はないレンズです~

以上、このレンズのおススメな点・イマイチな点をご紹介してきました。

マニュアルフォーカスに難があるという点はありますが、総合的に見てコストパフォーマンスは抜群ですし、このスペックのものが気軽に手に入るというのはかなり嬉しいところです。

特に初心者の方でステップアップしたい方や中級者の方は1つ持っておいて損はないレンズだと思います。

下記のリンクは「キャノン用」となっていますが、他のメーカー向けのものも同じページにありますのでぜひ覗いてみてくださいね☆

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